サブリミナルについて
サブリミナル・メッセージは、あなたの潜在意識に届く特殊なメッセージです。
サブリミナルとは、ＳＵＢ（サブ・〜の下に）とＬＩＭＥＮ（ライメン・しきい限界）の合成語で、意識のしきい（限界）の下、つまり、自覚される認識レベルの下位という意味で、潜在意識のことをいいます。
サブリミナルの手法を使うと、顕在意識には知覚されませんが、潜在意識には届く特殊な刺激により、潜在意識を活性化させることができます。
サブリミナルによる潜在意識の開発
人間の意識構造は、氷山に例えられます。表面から上に出ている（顕在化している）部分はわずかで、多くは表面下に隠れています。
「誘導的自己暗示」を開発したフランスのエミール・クーエは、顕在意識と潜在意識について、「意志」と「想像力」という言葉を使って、次の４大原則を導きだしました。
- 意志と想像力が反目する場合、勝つのはつねに想像力のほうで、例外はない
- 意志と想像力が相争う場合、想像力の力は、意志の力の二乗に正比例する。
- 意志と想像力が同調する場合、そこから生ずる力量は、両者の和によってではなく積によってはかられる。
- 想像力は、誘導可能である。
スイスのシャルル・ボードゥアンは、これを努力逆転の法則と呼びました。意志の努力は逆効果となるという意味です。
われわれが、願望を実現するために 意思の力で行おうとしてもなかなかうまくいかないのは、潜在意識の方が同調してくれないことが多いからです。禁煙やダイエットで何度も失敗するのは、努力逆転の法則に支配されているからなのです。
クーエが述べているように、潜在意識はコントロールすることができます。
潜在意識をコントロールする方法としては、代表的なものに催眠術があります。
しかし、催眠術は手軽に行うことが難しいものです。他者催眠には熟練した催眠術師と多額の費用が必要です。自己催眠も習得するのに相当の期間と努力を要します。
一方、サブリミナル効果は、一回の効果は催眠よりは小さいものの、メッセージの含まれた音楽を聴いたりするだけで潜在意識に働きかける＝費用も安く、手間がかからず、何度も繰り返すことで催眠以上の効果が得られる、という特徴があります。
サブリミナルの効果について
世の中にはサブリミナルに関する誤解が溢れています。
これは、
- サブリミナルがすぐ効くという誤解とそれに対する反動
- 米国で殺人罪に問われたレコード会社によるアンチ・サブリミナル・キャンペーンの影響
- 市販のいい加減なメッセージのサブリミナルCDの氾濫
によるものです。
私どもの経験では、催眠と同様に個人差はあるものの、聞き続けることで、次第に効果が現れてくるものだと考えます。「サブリミナル効果の科学」という本は、お茶の水女子大学の先生たちが、科学的客観的な立場から、書かれたものですが、サブリミナル効果の存在が結論づけられております。
＊補足
「どう効果があったか」の測定は非常に難しいものです。
単なる偶然やプラシーボ効果の可能性も否定できません。
このような商品の場合、「お客様の声」を大々的に出すことが通例になっています。 オーダーメイドサブリミナルを作成している私どもの方にも「恋人が出来た」「宝くじに当たった」というようなメールは沢山頂いております。
しかしながら、それを載せてしまうのは、よく雑誌に載っている大金を手に入れた、理想の恋人が出来た、というお守りの類の商品と同一視されるのでは、という考えからあえて載せておりません。